商売繁盛で笹持って来い

関西だけの祭事「十日戎」は超アツい!!

2006年(平成18年)神戸に住み始めて最初の新年を迎え、正月気分が抜けた1月11日夕方、車でJR兵庫駅の近くを走っていると、総勢数百名の人々が柳原神社に向かって歩いていました。

その人数は半端ないほど大勢で、一瞬あれココでは正月がまだ続いているのかと思う、不思議な光景でした。
その内訳は家族連れ、カップル、年配と色々な組み合わせでした。

内心「正月はすでに終わったはずなのに、何の行事があって行くのだろう」と疑問に思い柳原神社の境内に入ってみると、「商売繁盛で笹持って来い」とお囃子がスピーカーごしに流れ、巫女さんがしめやかに雅楽に合わせて舞い、大勢の参拝客が有難そうに見入っていました。
そして参拝を終えた人々の手には笹があり、出店で買い物をしながら楽しそうに歩いていて、初めて見るその光景はかなりのカルチャーショックでした。(写真はその当時のガラケーで撮った柳原神社の風景です)

家に帰って調べてみると"十日戎”と言う商売繁盛、家内安全、交通安全を願い多くの人が参拝する関西独特の祭事だと言うことです。
毎年1月9日から11日までの3日間。9日を宵(よい)戎、10日を本戎、11日を残り戎。

関西人が正月よりアツくなる、沖縄でもこの頃ニュースでよく見ていた神社の開門を合図に若者が一斉に駆け抜けて、福男が決まるアレもこの十日戎の一環の行事でした。
大阪の今宮戎神社では毎年45人の福娘を選び、その模様が毎年ニュースで放送され縁談や就職に有利だと言われている。
さらに福娘は各地の神社でも選ばれていて、私の近所の神津神社でも若くて清楚で、タレントかと見まがう素敵な女性が本殿でお払いをしたり、福笹を売ったりしています。

この十日戎の総本山は西宮神社で、私が月に2~3回自転車で通ううどん屋「長寿饂飩 つるかめ」の近くです。

3日間行われる西宮神社十日戎の初日のお昼過ぎ頃。拝んで帰るまで約2時間。関西では正月以上に参拝客が多いということです。

私も今でこそ当たり前に受け入れて、ここ2~3年は特別な行事と言う感じではなく、毎年恒例のお参りと言う感覚で、わざわざ遠くには行かずに近所の神津神社にお参り行っています。

やっとのことで境内に入れても本殿まではまだまだ。

沖縄ではお正月と七五三程度で神社に行くくらいですが、ここ関西では沢山の神社があり、自転車やトレッキングで参拝しても沢山の人が訪れていて、沖縄以上に神社仏閣が身近にあることが理解できます。
神社仏閣には年配の方だけではなく、若い人がカップルや或いは学校の部活単位でお参りしている光景をよく見かけます。

お参りを終えると若いお巫女さんから福笹を買います。

参拝を終えると笹に色々な縁起物を吊るした福笹を買い求め、その福笹は翌年の十日戎に奉納して、また新たに買い求めると言う何とも面白いシステムです。
それを決して勿体無いとか、何故とか思ってはいけないそういうものだからということです。

でも参拝を終え帰りながら「今年一年、いい年でありますように」と新たな気持ちにさせてくれます。
そんな商売繁盛の神事ですが、サラリーマンも主婦も家内安全を祈願して行く、関西に住んだら是非参加しましょう。

兵庫県西宮市の西宮神社、大阪市浪速区の今宮戎神社、京都市東山区の京都ゑびす神社の三つの神社が日本三大えびす神社と言われて大規模ですが、関西の住まいの近くでは殆どの神社で十日戎が行われていますので、近いところでもご利益はあると思います。

 

 

 

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